【柿の食べ方】天野柿を簡単に、10倍美味しく食べるための３つのステップ

美味しい天野柿。

通販で買ってくださったあなたには、
最高の状態でお届けしています。

でも実は、切り方や保存方法を工夫していただくと、
さらに美味しく食べられるんですよ。

そこで、柿農家だからこそわかる

1.　柿の選び方

2.　基本の切り方

3.　保存方法

を特別にお教えいたします。

届いた柿を今から食べたいんだけど、扱い方が全然わからなくて・・・

美味しい柿を選べるようになりたい！

そんな方はぜひこちらを参考にしてくださいね。

1.　【柿の選び方】美味しい柿って、こんな柿！柿農家だから知ってる5つの秘密

1.　柿を選ぶときは、ずっしり重いものを。

同じくらいの大きさに見える柿でも、中身がどうなっているかはわかりませんよね。

でも、実際に手に持って重さを比べてみてください。

ずっしり重いものほど、実がぎっしり詰まって、水分がたっぷり含まれている可能性が高いです。

軽いものは、中身に空隙があったり、パサパサの可能性がありますから、選ばないようにしましょう。

2.　ヘタが新鮮で生き生きしているもの。

柿のヘタを見て、乾燥して縮れておらず、生き生きしたものを選びましょう。

柿は収穫して時間がたつほど、ヘタから水分が失われていきます。

ヘタがパリパリに乾いて変色しているものは、本来の新鮮さが失われているかもしれません。

サカヤ農園の柿は、樹上でしっかりと完熟させ、最高のタイミングを見極めて収穫。

新鮮な状態でお届けしています。

しかし、市販の柿は青いうちにもぎ取ってしまい、スーパーに並ぶまでの間に追熟させていることもあります。

その場合は、みずみずしさが失われ、なんだかねっとりして嫌な甘さ・・・

ということもあります。

3.　ヘタが実にしっかり付き、隙間のないもの。

しっかり育った柿は、成長で上にもふくらんでいき、ヘタと実がくっつきそうになるんです。

丸々と張りがあり、ヘタに隙間がないものを選びましょう。

隙間があるものは、成長が悪く、味が劣る可能性があります。

4.　色がしっかり出ているもの。

深い夕日色でなく、黄色っぽいものは、そもそも完熟していないかもしれません。

食べてもしっかりとした甘味を感じられないこともあります。

サカヤ農園では、2人以上の目で最後の果実えらびを行います。

下のなかで、お客様にお届けできるのは、右から2、3個目のたった2つ！なんです。

5.　肩のところまで発色しているもの。ムラがないもの。

一部が色づいていないものは、葉の影になり、十分に日光を浴びていない可能性があります。

味が薄かったり、甘さが足りないということもあり得ます。

全体がムラなく夕日色になったものを選びましょう。

サカヤ農園では、脚立に上って、柿の木をくまなくチェック。

日光を遮る葉っぱを一枚ずつ除けて、丁寧に柿を完熟させています。

2.　【柿の切り方】コツをつかめば、きれいに盛り付け＆楽々食べられます！

柿を切るときにいつも面倒なのが「種」ですよね。

包丁に当たって切りにくかったり、
食べているあいだにガリッと噛んでしまったり……。

せっかくの楽しい気持ちに水を差されたような気持になってしまいます。

でもご安心ください！

種が苦手なあなたは、次郎柿をお楽しみください。

この次郎柿、もともと種が少ない品種なんです。

当園の次郎柿の種の数は、平均して約1.5個。
（ふつうの柿は平均5個なので、3分の１！）

安心してパクッと食べていただける柿ですから、
どのように切っていただいても構わないんですが、
ここではより簡単で、綺麗に切っていただくために、基本的な切り方をご紹介しますね。

3分で簡単、上手に切れる！柿の切り方

①柿を裏返して底の形をよく観察してください。

　うっすらとへこみ線が走っているのがわかります。

②へこみ線をなぞるように包丁で４つに割ってください。くし形になります。

　このへこみ線の下には、柿の種がありません。

　だから柿の種にぶつからずに切っていただくことができるんです。

　「子供がまだ小さいから、切る際に種を取ってしまいたい」という方は

　このあと、手順③で種を取ってくださいね。

③さらに1～2回、同じ向きに包丁を入れ、8～12個のくし形にしましょう。

　ここで種に突き当たることがあります。

　気になる方は、爪楊枝などで引っ掛けるようにして取り出してください。

④ヘタの下に包丁を入れて、そのまま弧をえがくように外周に沿って皮をむきます。

⑤これで皮と実が離れて、きれいにむくことができました。

切るのがご面倒な方は、垂直に４つに割っていただいたものを、そのまま食べていただいても大丈夫です！

ポイント1　柿の尻から包丁を入れましょう

ヘタはかなり硬いですから、先に包丁を入れるとすべって怪我をしたり、

実がつぶれたりする原因になります。必ず柿の尻から包丁を入れましょう。

ポイント2　柿の皮を先にむかないで！

一度むいた柿はすべりやすくなっていますから、先に皮をむくと手がすべって危険です。

むくのはある程度切り進んでからにしましょう。

3.　【柿の保存方法】いつまでも美味しく食べたい！柿農家がおすすめする保存方法

自信を持ってお届けする天野柿。

しっかりと熟した完全甘柿であるため、
カリッとした張りのある食感を楽しんでいただけるピークは、
届いてから４、5日程度です。

やわらかいものがお好きな方は、4、5日待ってから食べてみてください。食感が変わりますよ。

富有は完全にやわらかくなって、食べられなくなるまで2週間ほど。

次郎柿は、富有柿に比べて、やや日持ちがしづらい品種ですので、なるべくお早めにお召し上がりください。

できるだけ長く美味しく召し上がっていただくために、サカヤ農園で実践している保存方法をお教えしますね。

ポイント1　食べる直前まで柿を洗ったり拭いたりしないで！

柿の表面に白いザラザラがついていることがあります。

ザラザラがついていなくても、なんとなくツヤがある所とない所がまだらになって見えることも。

これ、「ブルーム」といっておいしい柿の証拠なんです。

ブルームには、柿表面をコーティングして、水分を外に逃がさないという働きがあります。

ですから、汚れかな？と思って拭いてしまうと、保存しているあいだに柿の水分が逃げてみずみずしさが失われてしまうんですね。

プルームはそのままに、大切に保管しましょう。

ポイント2　ヘタを取らないで、できるだけ乾燥を避けて！

柿のヘタ、他の果物に比べてすごくおっきくて変な形ですよね。

どういう役割があるんでしょうか。

柿の実の水分調節は表面からも行われます。

でも、じつはおもにその役割を果たしているのはヘタなんです。

干し柿を作る際にも、ヘタを取らずに紐に結わえて天日に干しますよね。

ヘタから効率的に水分が抜けることで、干し柿を作りやすいという、先人の知恵があるんですね～。

ですから、熟した柿をみずみずしく保存したい時は、逆にヘタを乾かさないほうが良いんです。

以下のような方法で保存してみてくださいね。

①霧吹きで新聞紙やキッチンペーパーを軽く湿らせてください。

②柿のヘタを下向きに、紙に当たるようにして置いてください。

　この時、ヘタ以外の柿の肩には紙が当たらないように、紙を畳んで大きさを調整してください。

　濡れた紙が柿に触れると、品質が落ちることがあります。

これだけでも、柿の鮮度をかなり伸ばすことができます。

水分が逃げないようにヘタを取ってしまえばよいのでは？と思われる方もあるかもしれません。

しかし、柿のヘタはしっかりと実にくっついていますので、ヘタを取った穴から逆に水分が抜け、腐敗の原因にもなってしまいます。ヘタは食べる直前まで取らないでくださいね。

ここまで、柿をより美味しく食べていただくために、基本的な

１.　柿の選び方

２.　柿の切り方

３.　柿の保存方法

をご紹介しました。

サカヤ農園では、柿づくりのこだわりや活用方法、豆知識などを

随時ブログでも更新していきます。

最高品質の完熟甘柿をつくる農家だからこそ、お伝えできる情報があります。

興味のある方はぜひそちらもご覧ください。