サカヤ農園の柿畑に支柱が多い理由
6月下旬から7月にかけては柿の第一肥大期で、柿がどんどん大きく成長していきます。
サカヤ農園ではこの時期から柿の枝を支えるための支柱を立てていきます。
この時期の園内は支柱だらけ。
じつはこの支柱は大きくて美味しい柿を作るためにとても大事なんです。
その理由を説明していきます。
柿は葉で太陽の光を浴びて「光合成」をします。
しかし、同時に「呼吸」もしています。動物と同じなんですね。
そのときに、光合成で蓄えた養分を消費してしまうんです。
これはわたしたちが日々お金を稼いで貯金するのと同時に、日々お金を使っているのと
似ていますね。
このとき、太い枝はより多くの養分を消費してしまいます。浪費家のような存在ですね。
そのため、サカヤ農園ではなるべく太い枝を少なく、細い枝を多くするように
心がけています。
細い枝では柿の実の重さを支えきれなくなってしまうので、支柱を立てているんです。
記事投稿者:kano-naoki