静岡で最高の柿作りに挑戦している農家、サカヤ農園のブログです。柿の魅力や、日々の柿作りのこだわりを発信します。

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柿園に有機物を入れてふかふかの土に

      2017/10/13

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肥料よりももっと大事な土づくり

サカヤ農園では肥料をあまり使用していません。
この地域の土が肥料保ちがよいせいもありますが、当園では肥料を基準量の六割以下しか
使っていません

え??それって手抜きじゃないの?

いえ、実はそうではありません
肥料を多くすると収穫量が増えるといわれていますが、味は落ちてしまう可能性があります

サカヤ農園では収穫量を増やすことよりも、一玉一玉の柿の品質を良くすることを
大事にしているんです

それから、肥料を増やすと木が病気にかかりやすくなることがあります

私は植物にはもともと病気に対抗する力があって、肥料のせいでその力が弱まってしまうと
考えています。当園では柿が本来持っている免疫力をなるべく活かしたいと思っています

堆肥を入れて土づくり

その代わり、サカヤ農園では冬に良質は有機物(堆肥)を入れています

園に堆肥を入れると良くなることが二つあります

それは、土がふかふかになることと、土のなかに住む微生物が増えることです

柿は土が乾き過ぎたり、逆に湿りすぎたりと環境が急に変わることが好きではありません
土がふかふかになると、水分を程よく保ちながら水はけする理想的な土となり、柿が快適に
生育するようになります

また、土づくりを考えるときに、微生物の役割も重要です
土の中にはもともとたくさんの種類の微生物がいます。作物にとって良い影響を与える
微生物もいますが、
には悪い影響を与えるものもあります

土に良質な堆肥を入れると、良い微生物を増やすことができます。同時に、土に住む微生物の
量を増やすことによって、ある特定の悪い微生物だけが増えることを防ぐことができます

記事投稿者:kano-naoki
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