静岡で最高の柿作りに挑戦している農家、サカヤ農園のブログです。柿の魅力や、日々の柿作りのこだわりを発信します。

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柿の栽培はヘタなんです

      2017/10/15

正直に言います。私の柿作りはヘタなんです

そう、私は柿を作るのが下手……。いえ、そういう意味ではなくて……

美味しい柿作りにはヘタが大事

柿は春に枝を伸ばしながら脇芽に蕾をたくさんつけます
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サカヤ農園ではこの蕾を間引いてしまいます
残す蕾は枝一本につき蕾一つ以下
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びっくりするくらいの数の蕾を摘み取ってしまうので、作業後は地面の色がうっすら蕾色に染まります
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その理由は……?

蕾を減らす作業は時期がとても限られているので、大変な作業です
ですが、当園では品質の良い柿を作るための欠かせない作業と考えています

蕾を減らす理由は、ヘタを大きくするためです

柿は蕾から成長して花が咲いた後、まずヘタだけが先に大きくなり、その後実が大きくなります
このとき、ヘタが小さいと実もあまり大きくなりません

大きな実を作るためには、まず大きなヘタを作ることが大切なんです

それから、柿の実の成長は二段階あるといわれています
それは、柿の中にある細胞の数が増える段階と、細胞一つ一つが大きくなる段階です

蕾を間引いてヘタを大きくすると、実の中の細胞数を増やすことができます

細胞の数が増えると、養分がより集まって、甘くて張りのある状態が長く続く
美味しい柿になると考えています

記事投稿者:kano-naoki
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