完熟した柿の見きわめ方教えます
赤い柿の収穫は難しい!?
11月中旬〜下旬になると街のあちこちで赤くなった柿の木を見かけます。
赤く色づいた柿は見ているだけで幸せな気分になりますし、栄養満点でおいしいですよね。
でも、もし「これはきっと食べごろだ!」と思って収穫してみた柿がまだ青かったら……
ちょっと悲しい気持ちになります。(私は半日くらい落ち込みます)
ですが安心してください。
青取り(完熟する前の青い状態で収穫すること)の柿はいっさい販売しない当園流の
完熟した柿の見きわめ方をお教えします。
判断の目安となるのはやはり果皮色
柿がまだ青いのか、成熟しているのか。その判断のために重要なのはやはり柿表面の色です。
これはお茶がよく出ているかどうかをほとんどの人がまず色をみて判断するのと同じです。
「な〜んだ、そんなことか」
そう思ったそこのあなた。じつは注意すべき点が2つあるんです。
気をつけるべきポイントは大きく分けてこの2つ
品種によって実の色がかなり違う
当園で栽培している富有柿は成熟すると赤みが強くなりますが、次郎柿はそれほどでもありません。
比較的新しい極早生(収穫時期が早い)の早秋も濃い橙色になりますが、太秋は黄色が強いです。
もともと赤色が淡い品種なら問題ありませんが、富有のように成熟期に真っ赤になる品種を
それほどでもない色の時に収穫すると青取りになってしまいます。
条件によって実際よりも赤く見えるときがある
大切なのはなんといっても色つきですが、じつは条件によっては
まだ青い柿が実際の色より赤く見えてしまうときがあるんです。
その条件というのは、おもにこの5つです。
- 木になっている柿の大半がまだ青いとき
- どんよりとした曇り空のとき
- 夕方見たとき
- 柿を遠くから見たとき
- 柿を下から見上げたとき
当園ではこれらの点に注意しながら収穫作業をおこなっています。
よかったら参考にしてみてくださいね。